まっ赤なトマト ー トマトソースとカポナータ ー
- tomomi shinohara
- 2018年9月22日
- 読了時間: 2分

仲良しの農家の友達が調理トマト要る~?と電話をくれました。欲しい欲しいと取りに行くと、両手にずっしり重いほどのまっ赤なトマトが。
洗って洗って、湯むきして、ヘタを取ってザク切りにして、オリーヴオイルで香りだししたにんにくと一緒に大きなお鍋にどんどん入れていきます。
庭のバジルもたっぷり入れて塩少々。コトコト煮つめていきます。
やはり気候の違うイタリアのトマトほど濃厚な果肉じゃないので、煮つまるのに時間はかかるけれど、それはそれ。あっさりめのトマトソースで楽しみます。
これでしばらくはパスタやピザが楽しめます。

15個くらい残しておいてカポナータを作ります。
野菜ひとつひとつをしっかり炒めて煮込む方法もありますが、私はにんにくだけ炒めて切った野菜を煮るだけの作り方。その時ある野菜で作るので、その時々によって味は微妙にちがうのも家庭料理ならでは。
だけど生のトマトを使えるなんて、なんてぜいたくなことでしょう!
バジルもたっぷり入れて黒オリーヴも入れて水気がなくなるまで煮て、しっかり冷ましていただきます。冷まして食べる時は、野菜を炒めない方が美味しい気がするのです。
そして食べる時にエクストラバージンオイルをちょっとかけてカッテージチーズをそえます。

本場シチリアのマーケットのフレッシュチーズの売り場には、どこでも Ricotta affumicata(燻製のリコッタチーズ)が売られていて、カポナータにはそれをそえます。
初めてシチリア出身のヴィヴィアーナの家で食した時の感動が忘れられません。
だから家で食べる時はみんな知ってるのに必ず、本当はリコッタアッフミカータなんだけどね、と言って食べるのです。
カッテージチーズが無い時は生クリームをそえても。
今回使用した器はこちらです。

流白釉浅鉢
径 22cm 高さ 5cm
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