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―柚子とバレンタイン―

  • 執筆者の写真: tomomi shinohara
    tomomi shinohara
  • 2019年2月21日
  • 読了時間: 2分

この頃のバレンタインは、私が子どもの頃とはぜんぜん違う行事となっているらしく、好きな子にドキドキしながら渡すものではなく、女子はクラスの女子全員に手作りチョコを配ったり、皆で集まって男子全員分を手作りしたりするのだとか。そういえば娘も20個も30個ものチョコを手作りしていたっけ。

今年の我が家の男子は、旦那さんとおチビのふたり。例年作っている定番のチョコを今年も手作りすることにしました。 お隣の集落“水尾”は柚子の里ですが、その影響かここ越畑でも大抵の家に一家に一本の柚の木が植えられています。そのお相伴に預かって、柚子の木の無い我が家にも毎年たくさんの柚子が届きます。頂いた柚子でジャムや柚子味噌やポン酢、そして必ず作るのが柚子ピールです。

外皮を剥いたり茹でこぼして水にさらしたりと、ひとつひとつの行程に手間がかかるけれど、その美味しさは格別で、忙しくても必ず作っています。その柚子ピールの最後の出番がバレンタイン。刻んでテンパリングしたチョコレートをからめるだけなのですが、味も姿も美味しく美しく変化をとげた柚子ピールはこれまた絶品なのです。

毎年楽しみにしている息子、なかなか作り出さない私をみかねてチョコ刻んであげようか?と手伝いをかってでてくれました。一番大変な作業を全部おチビが済ませてくれたので、ずいぶん楽してしまった今年のバレンタイン。 おチビの分はたくさん入れてラッピングして渡すと、そちらは大事にキープして、ラッピングしてないのから食べてるおチビ。「ホワイトデーは手伝ってや、」と言いながら。

今回使用した器はこちらです。

紫釉花小鉢

径12.5cm 高さ3.5cm

白釉長皿(小)

長さ25cm 幅12.5cm

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