フィノッキの花
- tomomi shinohara
- 2020年8月1日
- 読了時間: 1分

昨夏訪れたイタリアで、しばらく滞在したオルヴィエートの町を望む部屋の大家さんのアンナリータは、偶然にも私と同い年でした。旦那の年齢も子どもの年齢もおなじで、暮らしへの思いや大切にしていることがとても似ていて、朝夕のひと時、片言のイタリア語で話をするのが楽しみでした。
出発の朝、シャイでなかなか顔を見せてくれなかった息子さんを伴って見送りに来てくれた彼女から手渡されたのは、乾燥させたフィノッキの花の粉。“ゆでたジャガイモにちょっとかけたら美味しいんだ”と息子さん。
彼らの笑顔と、今度はいつまた訪れることができるか分からなくなってしまったイタリアのことを思い出しながら、新じゃがをゆでました。 オリーヴオイルと塩にフィノッキの花をひとふりして。

今回使用した器はこちらです。

白釉台皿
径 25.5cm
高さ 2.2cm
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