BLOG 3/11

小料理屋のお品がき

木屋町の路地に佇む小さな小料理屋　"くいしんぼ" は、学生の頃に時々連れてもらったお店です。お店の若旦那と大学の彫刻科の先輩が同級生だったご縁で、アルバイトは代々彫刻科の学生が引き継いでいました。大人になって訪れた時も、ずっと歳下の彫刻科の後輩が働いていたっけ。...

今年の冬はなかなか寒くならなくて、茄子も唐辛子もいつまでも畑にありました。これが最後これが最後と穫らせてもらっていましたが、さすがに今回が本当の最後のようです。小さくて硬い茄子ですが、しっかり炒めると思いのほか美味しくて、最後のナスは唐辛子も一緒に挽肉炒めにすることにしま...

北の大地に暮らす友人は同じ年頃の子どもを持つ母でもあり、子育ての節目節目に彼女と話すのは楽しい。そんな彼女から息子さんの進路を報告する便りと共に、彼女が育てた大地の恵が届きました。カボチャもジャガイモも越畑にもあるのに、、、と笑ってしまうのだけれど、これがまた別格。本当に...

農家の友だちのお家から米袋にどっさりサツマイモが届きました。稲刈りした後の田んぼでモミを燃やして作る焼き芋を、喜んでほうばってくれる子どもたちも少なくなって、どこのお家もおいもが余っているのかな。あちこちからお芋が我が家に集まってきます。...

会社をリタイアした後、すっかり料理を手の物にした美味しい物好きの叔父が、知人のご実家で作られているという丹波篠山の黒枝豆を送ってくれました。今ではもうかなりポピュラーになって来ていますが、黒枝豆とはお正月に炊いて食べるあの黒豆を、黒くなる前に収穫して枝豆として食べる高級な...

朝晩の風が急に冷たくなって、空にはうろこ雲。日中は汗ばむくらいの日もあるのに夕暮れ時には羽織るものが欲しくなるそんな秋の空気を感じると、思い出すのは越畑の運動会です。午前の部が終わって家族で囲むお弁当の時間は、お友達の家族も一緒におじいちゃんおばあちゃんから小さな妹弟まで...

今日は真ん中の息子の誕生日。高校を卒業して鹿児島の大学に行ってしまったので、今日はここにはいないけれど、小さい頃から毎年彼のバースデーパーティーに作っていたデザートを今年も作ります。イチジクと葡萄のコンポート。越畑は葡萄が特産で、この季節あちこちからそのおこぼれを頂くこと...

今はもう大学生の娘が幼い頃、数ヶ月家族でイタリアに滞在していたことがありました。その時にローマの友人たちと訪れた少し郊外のピッツェリア。広いテラス席がありとてもオープンで、来ているのはみんなローマッ子ばかりのその店で、前菜として出て来たのがオリーブのフリット。大粒のオリ...

お茄子採りにおいでとあちこちから声がかかります。長ナスに賀茂ナス、緑色のナス。もちろん普通のおナスもかごいっぱい頂いて、夕方から２０本のお茄子を料理しています。長ナスは迷わず焼きナスに。賀茂ナスはあした田楽にしましょうか。...

大学の夏休みに北海道から帰省した娘に“何か食べたいものある？”と尋ねたら、モロヘイヤが食べたいと言うのです。なんでピンポイントでモロヘイヤ？？？越畑に暮らしていた時に、何げなく食べていたものをふとした時に思い出すのかな。...