

シチリア風のカポナータ
昨夏、齢90を越えたローマのマンマ、コスタンツァの会いに行きました。 30年もむかし、私が留学前に、京都でイタリア語の勉強をしていたときの先生のお母様で、ローマに留学中は本当に家族の様なつきあいをさせてもらっていたのです。料理が上手で彼女から教えてもらったイタリア料理のレシ...


ガスパチョで残暑を……。
お盆を過ぎても、いっこうに気温の下がる気配もなく、九月に入ってもまだ暑い日が続いています。それでも野菜の旬は確実に移り変わり、きゅうりもトマトもそろそろおしまいのようです。 最後の夏野菜をふんだんに使ってガスパチョを作りましょうか。...


手書きのレシピ
手元にある手書きのレシピノートの一番古いものは、なんと30年近く前のものです。 そのまんなかあたりに“ Kちゃんのレシピ ”の頁があって、お料理の得意な年上の友人から教えてもらった色んなレシピが書き込んであります。 Kちゃんはスイス人の旦那さんとスイスで暮らしていて、そこで...


今年もオクラで元気に夏を. . .
オクラのネバネバに山芋のとろとろ、どちらも夏バテの改善や予防に役立つんだそう。共に大好きな食材です。 山芋はサクサクした食感を楽しむためにすりこぎで叩いて、オクラはもちろん刻んでからゆでます。山芋には少しお酢をからめておいてアクを押さえ、食べる直前にポン酢をたらします。かつ...


トマトのファルシー
ファルシーはフランス語で詰めるという意味。トマトをくりぬいて炒めた具を詰めてオーブンで焼きます。 7年ほど前に2度プロヴァンスを訪れる機会があり、招かれたお家でよばれたお料理です。トマトだけでなく、大きなマッシュルームに違う種類のきのこを詰めたきのこのファルシーも美味しかっ...


暑い日はさっぱりとお寿司で
夏の暑い日のお客さま、お昼ご飯はさっぱりとしたお寿司にしましょうか。 すし飯が大好きな母が、やはり夏の来客の時に作っていた鮭ときゅうりのシンプルなばら寿司です。今日は、おちびちゃんも一緒なのでしその葉は別盛りに。 付け合わせのミョウガは数日前に収穫し甘酢漬けにしたものです...


梅雨とズッキーニ
夏野菜の中でも、とりわけ家族の大好物のズッキーニ。 毎年二株苗から育てます。かぼちゃやキュウリの様に次々と花を咲かせる訳では無いので、我が家の畑では、人の手で受粉してやらないと殆ど結実しません。なのでこの時期は、起きてすぐに花が咲いていないか確かめるのが毎朝の日課です。雌花...


フィノッキの花
昨夏訪れたイタリアで、しばらく滞在したオルヴィエートの町を望む部屋の大家さんのアンナリータは、偶然にも私と同い年でした。旦那の年齢も子どもの年齢もおなじで、暮らしへの思いや大切にしていることがとても似ていて、朝夕のひと時、片言のイタリア語で話をするのが楽しみでした。...


夏だキュウリだ
庭のキュウリが実を付け始めました。 採れたてのキュウリは本当に美味しくて、子どもの頃食べられなかったことが嘘のよう。今では大好きな夏野菜の代表です。 水切りヨーグルトで二種類のディップを作って和えてみました。ひとつはアンチョビとにんにく。もうひとつはドライトマトとオリーヴオ...


ガイヤーン
haru_mi(料理家 栗原はるみさんのプライベートマガジン)の2020夏号 vol.56がひと月遅れで届きました。 いろいろ載っているお料理の中で一番に息子がリクエストしたのは、ガイヤーン。タイの手羽先のグリルです。手羽先は我が家では八角煮にすることが多いのですが、今回は...