

お豆大好き
私の豆好きはご近所さんには知れわたっていて、あちこちから我が家にお豆が集まって来ます。ありがたいこと。大事に大事にいただきます。 撒いて育てて収穫して干して選って。どんなお豆も本当に手間がかかっているのです。 なかでも丹波に近いこの土地や気候が栽培に適しているのか、小豆と黒...


―柚子とバレンタイン―
この頃のバレンタインは、私が子どもの頃とはぜんぜん違う行事となっているらしく、好きな子にドキドキしながら渡すものではなく、女子はクラスの女子全員に手作りチョコを配ったり、皆で集まって男子全員分を手作りしたりするのだとか。そういえば娘も20個も30個ものチョコを手作りしていた...


春の兆し
道の駅に買い物に行ったら、もう店頭に菜の花が並べられていて思わず買ってしまいました。まだまだ冬の真っただ中だと思っていたのだけれど、いつのまにか春は近づいて来ているのですね。 今日は陽射しがあって少し温かくて、ふと思い立って蕗の薹を探してみようと思いました。うっすらと積った...


ジビエを食す
我が家から見える茅葺き屋根のお家に住んでおられる猟師さんは、齢80歳のYさん。おちびの親友のおじいちゃんで、今もばりばりの現役ハンターです。 今年のししはなかなか良いとかで、捌きたての猪肉を持ってきて下さいました。 いただく量がはんぱ無く三キロほども!!バラ肉部分はベーコン...


麹はえらい!麹は美味しい!
糀を使った発酵食品が大好きです。越畑から一番近い町、八木には昔ながらの糀を売るお店があって、お米を持って行くとわずかな加工賃で糀に替えてくれます。冬の間だけしか作っておられないので、毎年11月頃になると電話を入れていつから買えるか尋ねるのです。...


ごまめとなますとれんこん ーおせちに必ず入れるものー
お正月には二種類のごまめを作ります。 篠原の実家の母伝授のくるみの入ったごまめと、栗原はるみさんのレシピ、ごまがたっぷり入った甘めの田作りです。 結婚して初めて迎えた篠原家のお正月、お節に入っていたくるみのごまめが美味しくて、お義母さんに作り方を尋ねたことを思い出します。...


クリスマスのおもいで
日本でも、もうすっかり定着したクリスマスのお菓子シュトーレン。 わが家にもこの時期になると届けて下さる方があちこちにいて、あれこれ食べくらべたりして楽しむのですが、ドイツの伝統的なお菓子とあって、ちょっぴりハードルが高く今まで自分で作ったことはありませんでした。...


冬至にはかぼちゃを
冬至にかぼちゃを食べることを知ったのは、京都に来てからでした。 たまたま知人のお宅で夕食をよばれたのが冬至の日で、「今日はかぼちゃを食べるねんよ。」とお母様が丁寧に面取りをして炊き上げたかぼちゃを出してくださったのでした。...


白いシチュー白いポタージュ
両手でかかえるほどの大きなカブを頂きました。 一度に食べきれないからと半分こして持ち帰り、さて何をつくりましょうか? かぶは皮と身の間に繊維があるのでしっかり皮をむきますが、厚めに剥いた皮も使います。少なめの水とブイヨンで蒸し煮にして、豆乳を注ぎながらミキサーにかけるだけ...


まぼろしのタルトタタン
もう20年も前になるでしょうか。 京都の街中に暮らしていたころ、散歩のとちゅうに時々訪れていた鴨川辺リのカフェで、ある時タルトタタンを食べたのです。 カフェのケーキはお店のすぐとなりのフレンチレストランのシェフが作っているとかで、シェフの気まぐれなのか、その日あるケーキは毎...